購買や問い合わせの向上に特化したWebサイトをランディングページと呼びます。
複数のページにわたってさまざまな情報を集約させた一般的なホームページと違い、ランディングページは縦長の1ページのみで構成され、またホームページが恒常的に運用されるのに対してランディングページの多くは期間限定で運用することを前提に制作されます。
この記事では雑貨・インテリア通販向けランディングページの役割と重要な制作する上で重要なポイントについて解説していくので、ぜひ参考にしてください。
この記事を読んだらわかること
・ランディングページ制作で重要なポイント
・ランディングページ制作の費用相場
・ランディングページ制作後のマーケティング戦略
・雑貨・インテリア通販向け参考ランディングページ
ランディングページは、企画構成が重要で、これを怠ると思うような結果は出ません。
我々は数多くの制作実績から蓄積された経験と企画構成力で商材に合わせた売れるためのランディングページを提案できますので、お気軽にご相談ください!
雑貨・インテリアの通販向けランディングページの役割って何?
ここでは雑貨・インテリア通販向けランディングページの役割について詳しく解説していきます。
ランディングページとホームページとの違いに関しても説明しているので参考にしてください。
①ユーザーを購買へと誘導する役割
冒頭でかるく触れているように、ホームページには特定の情報ではなくさまざまな情報を集約して記載されます。
一方、ランディングページには「問い合わせてもらう」「商品を購入してもらう」など、あらかじめ設定したゴールへとユーザーを誘導するために必要な情報のみを厳選して記載します。
つまり、ランディングページにはユーザーを購買へと誘導する役割があるといえるでしょう。
雑貨・インテリア通販向けランディングページの場合、サイトを制作する主な目的として「商品の購入」や「問い合わせ」の他に「キャンペーンの申し込み」などが挙げられます。
②商品を愛用する『メリット』がどれだけあるかをユーザーに知ってもらう役割
ランディングページに訪れたユーザーを購入アクションへと誘導するには、訪問者の購買意欲を刺激する必要があります。
訪問者の購買意欲を刺激する方法はいくつかありますが、商品を愛用するメリットがどれだけあるかを伝えることでユーザーを効率的に購買アクションへと誘導することが期待できます。
雑貨・インテリア通販向けランディングページの場合には「商品の魅力」や「インテリアとしてのイメージ」を積極的に訴えかけてみてください。
③営業トーク・雑誌・広告の代わりになる役割
「ユーザーを購買へと誘導する」「商品のメリットがどれだけあるかを知ってもらう」という上記の説明を読んで、「これって営業マンのセールストークの役割と同じじゃないの?」と思った方もいるかもしれません。
そのとおり、ランディングページには営業マンに代わって掲載元の売り上げを向上させる役割があります。
雑貨・インテリア通販向けランディングページであれば、たとえば「商品の中でこだわっているポイント」や「どんな素材を使っているか」を営業マンの代わりにアピールすると良いでしょう。
雑貨・インテリアの通販向けのランディングページを作る時に重要な10個の基本要素
ここでは雑貨・インテリア通販向けランディングページを制作する上で重要な基本要素について解説していきます。
いずれも優れたランディングページを完成させるためには欠かすことのできない大切なポイントなので、ぜひ参考にしてください。
ファーストビューは雑貨のイメージ写真が最も重要
雑貨・インテリア通販において商品のイメージ写真は売り上げを大きく左右するとても重要なポイントです。
ランディングページを訪問したユーザーが最初に目にする箇所、すなわちファーストビューにイメージ写真を配置して訪問者の興味を惹きつけ、売り上げのアップを狙いましょう。
イメージ写真の他に、コンバージョンまでの誘導ボタンや商品の特徴を簡潔に表したキャッチコピー、販売実績やリピート率などを併せてファーストビューに配置するとより効果的です。
ファーストビューでユーザーの関心を惹くキャッチコピーを作る方法について知りたいという方は下記の記事を参考にしてください。
⇒【現役ライター監修】LPの問い合わせを増やすキャッチコピーとは?
CVコンテンツはキャンペーンの内容を意識して制作する
ランディングページのCVコンテンツとしてさまざまな選択肢が考えられますが、CVコンテンツ選びで迷ったときは自社で展開したいキャンペーンを軸に設定するのが一般的です。
雑貨・インテリア通販であれば「割引クーポン」や「期間限定キャンペーン」などを軸に設定すると良いでしょう。
なお、CVを含むアクション動線に関しては最初の設計で完結させようとせず、運営しながら実際の反響を見て適宜改善する必要があります。
ランディングページを分析・改善する方法について知りたいという方は下記の記事を参考にしてください。
⇒【CVRが2倍⁉︎】ヒートマップを使ったLPの分析・改善方法
セット商法やWeb限定商法での販促も効果的
雑貨・インテリア通販では商品を単品で販売する場合がほとんどですが、複数の商品をセットとして販売したり、Web限定の商品の説明欄に限定である旨を記載したりすることで販促効果が期待できます。
ただし、異なる商品をセットで販売する際は商品の組み合わせが適切でないと充分な効果が得られないので注意が必要です。
ASPなどの外部カートシステムを利用することも効果的なので、ランディングページにおすすすめの設置型ASPについて知りたいという方は下記の記事を参考にしてください。
⇒ショッピングカートのみ設置型ASPおすすめ比較|ECサイト制作
商品の写真にはとにかくこだわる
上でもかるく触れましたが、雑貨・インテリア通販において、ランディングページに掲載する写真の出来が商品の売り上げを大きく左右します。
商品写真で訪問者の購買意欲を刺激するためには、プロのカメラマンを起用するなどしっかりとした撮影環境を整える必要があります。
「商品を実際に使用しているイメージ写真」はもちろん、ユーザーが「使ってみたい・飾りたい」と感じるような写真を掲載することで成果率の向上が期待できるので、商品写真にはとにかくこだわるようにしてください。
お客様の声や感想レポートはコンテンツとして効果的
実際に商品を購入して使用しているお客様の感想はときとしてどんな訴求よりも強い説得力を持つので、お客様の声や感想レポートはコンテンツとして積極的に活用していきましょう。
雑貨・インテリア通販の場合には「使用感」や「日常生活がいかに豊かになったか」など、商品のイメージ写真だけでは伝わりにくい感想を記載することで販促効果が期待できます。
画像+テキストといった形式でも問題ありませんが、動画を併せて掲載できればさらに効果的です。
商品のこだわりなどを強み訴求・権威付けとして強調する
雑貨・インテリア通販向けのランディングページに「商品を愛用するメリットがどれだけあるかをユーザーに知ってもらう」役割があることは先に述べたとおりです。
商品のこだわりは「商品を愛用するメリット」と深く通ずるところがあります。商品のこだわりを強みとして訴求し、また権威付けとして強調すれば、ユーザーをより効率的に購買へと誘導することが期待できます。
雑貨品の場合には「商品のコンセプト」や「素材」、「機能性」などを訴求すると良いでしょう。このとき具体的な実績を交えて紹介すると説得力が増すので、なるべく併せて記載するようにしてください。
メディアなどへの掲載実績なども紹介できればGood
前項で商品のこだわりを訴求するにあたって具体的な実績を併記することをおすすめしましたが、雑誌やテレビといったメディアに掲載した実績は特に高い効果を発揮します。
テレビ番組の雑貨特集や雑誌の特集記事などメディアへの掲載実績があれば忘れずに記載し、積極的にアピールしていきましょう。
商品が選ばれる理由を紹介する
商品のこだわりや強みを訴求することも大切ですが、併せて商品が選ばれる理由をユーザーの視点から紹介することで、より効率的な成果率の向上が期待できます。
雑貨・インテリア通販向けランディングページであれば、「他社商品にはないおすすめポイント」や「買って良かったと感じるポイント」など、商品を選ぶことでユーザーにどんなメリットがあるかを具体的に記載すると良いでしょう。
強みやサービスの紹介とは似て非なる訴求コンテンツなので、混同しないように注意してください。
イメージを植え付けるために動画を組み込むのも1つの選択肢
雑貨・インテリア通販では商品のイメージ画像の出来、すなわち「訪問者に商品イメージを的確に伝達できるか否か」で成果率が大きく変わります。
画像だけで商品イメージを伝えるのが難しいと感じたときは、画像よりも情報量の多い動画を挿入して「商品をインテリアとして飾っている様子」や「雑貨を実際に使用している様子」など動画で紹介すると良いでしょう。
ランディングページに動画を埋め込むメリットや注意点について詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。
⇒ランディングページに動画を埋め込むとCVRが上がる?|理由や埋め込む注意点について
よくある質問(Q&A)を入れて情報の過不足を調整する
ランディングページでは縦長1ページの限られたスペースの中にユーザーを購買へと誘導するために必要な情報を詰め込んでいるため、情報の密度が高くなるあまりサイトとしての利便性が損なわれてしまう場合も少なくありません。
そこでページの終盤にQ&A形式のよくある質問コーナーを設置し、ユーザーから過去にあった質問や問い合わせの多い項目に対する回答を記載してサイトの利便性を高めることをおすすめします。
通販系のランディングページの場合には「購入後の流れ」や「商品が届くまでの日数」、「破損保証の有無」などを記載すると良いでしょう。
なお、問い合わせへの回答を記載する際は、回答をひと目見るだけで解決できるような工夫が必要です。
⇒ショッピングカートのみ設置型ASPおすすめ比較|ECサイト制作
雑貨・インテリアの通販向けランディングページ制作の相場・料金とは?
ここでは雑貨・インテリア通販向けランディングページを制作する際にかかる費用とその相場について解説していきます。
情報量の多寡やカート設置の有無で3つのタイプに分類してそれぞれ解説しているので参考にしてください。
短めなランディングページの場合
パソコン用ページとスマホ用ページ、問い合わせフォームという内訳に必要最低限のコンテンツを厳選して盛り込んだランディングページを制作するのにかかる費用の相場はおよそ40~50万円となっています。
記載できる情報量はA4用紙換算で6枚程度と、平均的な雑貨・インテリア通販向けランディングページよりもやや短めですが、ランディングページとして必要な情報は充分に網羅することが可能です。
制作費用を少なく抑えたいという場合は40~50万円の予算を目安に制作すると良いでしょう。
一般的なランディングページの場合
雑貨・インテリア通販における平均的なランディングページを制作する際にかかる費用の相場はおよそ70~80万円です。
A4用紙換算で8枚程度の情報量を記載することが可能で、「より多くの情報をユーザーに伝えたい」「遊びのある設計にしたい」という場合には80万円前後の予算を目安に制作してください。
上で紹介した短めのランディングページと同様にパソコン向けページとスマホ向けページ、問い合わせフォームという内訳となっています。
カート設置型のランディングページの場合
サイト内に設置した外部カートに訪問者を誘導することを前提としたランディングページを制作するのにかかる費用の相場はおよそ100~120万円です。
パソコン向けページとスマホ向けページ、問い合わせフォームといったように内訳は一般的なランディングページと変わりませんが、オプションとしてASP連携サービスが付帯します。
オプションが付帯する分費用は多少かさみますが、上手に活用できれば高い効果が期待できるのでこの機会に1度検討してみてはいかがでしょうか。
ランディングページ制作の料金と相場について詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。
⇒【相場早見表あり】ランディングページ制作の料金と価格相場を解説
雑貨・インテリアの通販向けランディングページを制作後に実施したいマーケティング戦略
ここではランディングページの制作後に併せて実施したいマーケティング戦略について紹介していきます。
その施策が雑貨・インテリア通販の分野に適しているか否かを主題に解説していくので、ぜひ目を通してください。
リスティング広告
ネット広告のうち、ユーザーの検索したキーワードに応じて表示されるものをリスティング広告と呼びます。
リスティング広告を使えば、たとえば「可愛い+雑貨」など特定のキーワードでターゲットを絞り込んでピンポイントにマーケティングできるので、雑貨・インテリア通販の分野に適した施策だといえるでしょう。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告はWebサイトやアプリに表示されるネット広告の総称です。
リスティング広告と違ってターゲットを絞り込むことはできませんが、ユーザーの潜在的なニーズを引き出す効果が期待できるので雑貨・インテリア通販の分野と相性の良いマーケティング戦略だといえます。
リターゲティング広告(バナー広告)
ユーザーの検索履歴などから逆算し、過去にサイトを訪問したことのあるユーザーを再度誘導することを目的としたネット広告をリターゲティング広告と呼びます。
過去にサイトを訪れたユーザーは商品に興味を抱いている可能性が高いため、リターゲィング広告では上で紹介したリスティング広告よりもさらにピンポイントなマーケティングが可能です。
雑貨・インテリア通販の分野に適した施策のひとつですが、しつこく広告を表示させるとユーザーに不快感を抱かせてしまう恐れがあるので実施する際は多用しすぎないよう注意してください。
SNSマーケティング
SNSマーケティングとはその名のとおりフェイスブックやインスタグラム、ツイッターといったSNSで多数のフォロワーを擁するインフルエンサーの影響力を利用するマーケティング戦略を指します。
SNSマーケティングは口コミに近い性質を備えており、情報が拡散されやすくユーザー目線での訴求もしやすいので、雑貨・インテリア通販の分野と非常に相性の良い施策だといえます。
ただし、多くの集客を見込める一方で炎上のリスクがあるため、専門の会社に相談した上で施策を打つようにすると良いでしょう。
コンテンツマーケティングについて
ユーザーにとって有益な情報を連続的に提供し、最終的に購買アクションへ誘導することを目的とした手法をコンテンツマーケティングと呼びます。
ネット広告などと違って成果が形になるまでにある程度の期間と労力もしくはコストが必要となりますが、サイトの運営を続けている限り制作したコンテンツは資産としてネット上に蓄積されていくので、実施する価値は充分にあるといえるでしょう。
雑貨・インテリア通販におけるコンテンツの一例として「このインテリアに合うおしゃれな雑貨はズバリこれ!」「部屋をおしゃれに見せる生活雑貨10選」などが挙げられます。
コンテンツマーケティングは全国のユーザーが対象となる雑貨系通販サイトと相性が良いので、ぜひ実施を検討してみてください。
【厳選ピックアップ】雑貨・インテリアの通販向けのランディングページ制作で参考になるサイト3選
ここでは雑貨・インテリア通販向けのランディングページを制作するにあたって参考にしたいおすすめのサイトを紹介します。
いずれも通販系のLPとして優れた設計のサイトとなっているので、ぜひ制作の参考にしてください。
FOODALIVE
FOODALIVEは食品洗浄水の商品サイトです。厳密にはランディングページではありませんが、ランディングページとしてとても優れた設計であるため紹介させていただくこととします。
食品洗浄水の商品イメージに合致した清潔感あふれるデザインを武器に、サイトを訪問したユーザー層に本製品の必要性を巧みに訴求しています。
雑貨通販のお手本といっても過言ではないような完成度の高いサイトなので、ぜひランディングページ制作の参考にしてください。
Nemulia
Nemuliaは赤ちゃん用スイングベッドのランディングページです。
グラフや画像を駆使して製品のメリットを客観的に説明し、ユーザーの不安を解消することに成功しています。
ブランドサイトとセールスサイトの中間に位置するバランスの良い設計となっているので、キレイ目のランディングページを目指す際はぜひ本サイトを参考にしてみてください。
無印 コーヒーメーカー
無印良品のブランドイメージに則った、ブランドサイトとしても使えるおしゃれなランディングページです。
数々の雑貨を取り扱って来た大手業者のノウハウが凝縮された設計となっているので、商品をシンプルに魅せるサイトを目指すにあたって非常に参考になるランディングページだといえるでしょう。
記載されている情報量は少ないながら、絶妙なバランス感覚で画像とテキストを散りばめつつ商品の特徴を過不足なく紹介する手腕も見事です。
ランディングページを制作して情報を的確にユーザーへ伝えよう
ランディングページは訪問者を購買へと誘導することを目的に制作されるWebサイトです。優れたランディングページを制作するための施策にはさまざまな種類があり、正解はひとつではありません。
この記事では成果率の高いランディングページを完成させるために必要な情報が数多く紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
この記事のおさらいポイント
・雑貨・インテリア通販向けランディングページは商品イメージが重要
・ランディングページの制作費用は40万円から120万円が相場
・他のマーケティング戦略と組み合わせれば相乗効果が期待できる
ランディングページは、企画構成が重要で、これを怠ると思うような結果は出ません。
我々は数多くの制作実績から蓄積された経験と企画構成力で商材に合わせた売れるためのランディングページを提案できますので、お気軽にご相談ください!