「ホームページ」とは、複数あるページにまたがってユーザーに有益な情報が載せられたWeb媒体のことです。少し前までは「特定のサイトへアクセスした際、最初に表示されるページ」のことでしたが、時代とともに意味が変化しています。
エステ・サロン向けホームページの役割は店舗のブランディングです。また、最新の情報やキャンペーン情報などを発信してユーザーに知ってもらう役割も担っています。
この記事では、エステ・サロン向けホームページの製作において重要な5つのポイントを紹介します。ホームページ制作費用の相場やコンテンツについても解説するので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
この記事を読んだらわかること
・エステ・サロン向けホームページ制作における5つの重要ポイント
・エステ・サロン向けホームページに入れたいコンテンツについて
・エステ・サロン向けホームページの制作費用の相場について
・ホームページ制作後に展開したいマーケティング戦略について
・エステ・サロン向けホームページ制作で参考にしたいサイト3選
ホームページは、制作して終わりではなく、公開後の集客が必要になります。
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エステ・サロンにおけるホームページの役割って何?
はじめに、エステ・サロンにおけるホームページの役割について、具体例も交えながら紹介します。ホームページの目的は何かという根本も解説するので、ぜひチェックしておきましょう。
ホームページと似たページに「ランディングページ(LP)」がありますが、ランディングページは1ページにユーザーへの訴求を盛り込み、最後にアクションを起こしてもらうことがゴールです。
一方のホームページは、にコンテンツを積み重ねることでユーザーにアクセスし続けてもらうことを目的としています。LPと混同しないよう、この記事で要点を押さえておきましょう。
①店舗のブランディング
エステ・サロンのホームページで最も重要なのが『ブランディング』です。ブランディングとは、ユーザーに情報を発信し、価値のある存在だと認識してもらうためのマーケティング戦略のことを指します。
ホットペッパーなどの口コミサイトが台頭している近年では、多くのユーザーが店舗のホームページを見ることなくエステやサロンの予約を行っています。
そんななかでエステやサロンのホームページを見る人は、その店舗がどんな特徴があるのか知りたいと考えているユーザーです。ホームページはそんなユーザーに魅力を伝える役割を持っています。
②『どんな雰囲気のエステ・サロンなのか』をユーザーに知ってもらう
ブランディングと並ぶくらい重要なのがどんな雰囲気なのかをユーザーに知ってもらうことです。特色を発信することでユーザーに親近感を持ってもらいやすくなります。
参照:https://jumelles.co.jp/index.html
ホームページにアクセスするユーザーが欲しいのは『ボディケア系なのかフェイシャル系なのか』『どんなスタッフが在籍しているのか』などの情報です。
店舗の特徴や特色を発信することで共感した閲覧者が予約を入れてくれやすくなるほか、来店をきっかけにファンとして定着することもあります。
どんな雰囲気のエステ・サロンなのかをユーザーに知ってもらうことは、好循環のきっかけを作る上で大事なことなのです。
③最新の情報やお得なキャンペーンを発信しやすい
エステ・サロンのホームページには最新情報を発信する役割もあります。
口コミサイトや検索・予約サイトでは閲覧されることなく飛ばされてしまいがちなキャンペーンの情報も、ホームページであればユーザーへ効率よく訴求できます。
また、エステ・サロン向けのホームページは口コミサイトなどと違って他店舗の情報が掲載されません。そのため、お得なキャンペーンを効率よく発信することもできます。
エステ・サロン向けのホームページを作る時に重要な5つのポイント
前章では、エステ・サロン向けホームページの役割を紹介しました。続いてこの章では、エステ・サロン向けホームページを作る上で重要な5つのポイントを紹介します。
何をアピールすれば良いのか、どんなところに気を付ければ良いのかなども解説するので、ぜひホームページ制作の参考にしてみてください。
①エステ・サロンのメインターゲットは女性ユーザー
参照:http://www.abi-style.com/menu/
エステ・サロンのホームページを作成する際、念頭に置くべきはメインターゲットが女性ユーザーであるということです。そのため、女性に合わせたホームページ制作を心がけましょう。
特に力を入れたいのがメニューであり、メニューに沿ったホームページ作りをすることが重要です。例えばフェイシャルに力を入れているのであれば、顔の施術を受けている女性の写真を載せます。
また、メニューに沿ったホームページ作りをすることで、「小顔になれるかも知れない」「キレイなウエストラインが実現できるかも知れない」とユーザーに期待感を持たせられるのもポイントです。
②担当するスタッフのプロフィールは親しみやすさを強調
エステ・サロンのホームページにおいて、担当エステティシャンの紹介ページも重要なコンテンツのひとつです。
エステやサロンは実店舗で身体を触れながらサービスを行うモノであるため、「どんな人が担当なのだろう」「変な人だったら嫌だな」と不安が先に立つユーザーも見受けられます。
そのため、担当するスタッフのプロフィールは親しみやすさを強調するのが重要です。また、可能であれば仕事歴や趣味なども記載しておくと親近感を持ってもらいやすくなります。
③店舗へのアクセスは正確にわかりやすく
参照:http://www.abi-style.com/shop/
エステ・サロンはインターネット上でサービスを提供する業種ではなく、実際に店舗まで来てもらってからサービスを提供する業種です。
そのため、周辺地図や最寄り駅など、店舗までのアクセス情報を詳しく掲載しましょう。また、日中の連絡先やメールアドレスを併記しておくと親切です。
④営業時間やキャンペーン情報はわかりやすい場所に掲載する
参照:http://bihada-lululu.com/campaign.php
上記の続きですが、実店舗でサービスを提供するエステ・サロンは、営業時間やイベントなどの情報を分かりやすいところに表記することが大事です。
これは、他種企業のサイトに比べて一般ユーザーの閲覧が多いためです。営業時間やイベントなどの情報が分かりにくい位置にあると店舗に来てもらえる可能性が低くなってしまいます。
一見のユーザーに有益な情報を知ってもらい、実際に店舗に来てもらうためにも、見てもらえるような工夫を施すことが重要です。
⑤口コミサイトとはしっかり差別化する
なかにはホットペッパービューティーなどの口コミサイトに店舗情報を掲載しているエステ・サロンも見受けられますが、ホームページには口コミサイトとは独立した情報を掲載しましょう。
これは、口コミサイトとホームページでは役割が違うためです。口コミサイトは主にエステ・サロンの集客用として、メニューや料金クーポンを案内する役割があります。
一方のホームページの役割は、は店舗の雰囲気や独自の強み・特徴を掲載することで、自店をブランディングすることです。
ホームページ制作で入れると良いオススメのコンテンツ
この項目では、前章で解説したポイントと組み合わせることで効果が見込めるコンテンツを紹介します。前章はホームページ制作における基礎の内容でしたが、この章は応用編です。
メニューの紹介を載せる、多言語化するなど、ホスピタリティのある作りにすることで、よりユーザーへ自店舗の良さを訴求できます。
よくある質問(Q&A)
参照:https://www.ayualam.jp/beginners/
ホームページの利便性を高めるために、ユーザーから過去に寄せられた疑問や、よく問い合わせられる質問の回答を掲載しましょう。
また、簡単な質問や疑問なども、「よくある質問」のコンテンツを見るだけで解決できるようにしておくのがおすすめです。
エステやサロンにはリピーター以外に初めてサービスを受けるユーザーもいます。不安や疑問を解消することで、足を運んでもらいやすくなります。
施術内容の詳細説明・解説コンテンツ
参照:https://www.ayualam.jp/menu/body/fascia-detox-body/
顔や身体を触ってサービスを提供する業種ですので、ユーザーの不安や疑問を解消するためにも施術内容をしっかりと記載しておくことが重要です。
施術内容に関しては多くのエステやサロンが情報を厚くしているコンテンツなので、執筆が大変ですが差別化を図る意味でも詳細に作り込む必要があります。
なお、エステやサロンで提供するサービスのなかには専門的な施術や機械を用いるモノもありますが、初めてのユーザーにも分かりやすいよう、平易な表現にすることを心がけましょう。
多言語化対応
参照:https://corp.shiseido.com/slqm/en/
インバウンド政策の効果も手伝って、日本への観光客は年々増加しています。それに伴い、エステやサロンに訪れる外国人ユーザーも増加傾向にあります。
そのため、ホームページ自体も外国人ユーザーを想定した作りにしておくのがおすすめです。多言語対応にすることで、より多くのユーザーを獲得できるチャンスが生まれます。
大手有名店の多くはすでに多言語化しており、国内外問わず多くの顧客を獲得しています。今後規模を大きくすることを想定している場合は、早めに対策をしておきましょう。
エステ・サロン向けホームページ制作の相場・料金とは?
この項目ではエステ・サロン向けホームページの制作費用と一般的な相場を紹介します。小規模なホームページと中規模なホームページに分けて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
小規模なホームページの場合
問い合わせのメールを送信できる程度の簡単なホームページやコーポレートサイトの制作費用の相場は50~100万円です。
搭載されるシステムは問い合わせフォームのみで、ホームページとして必要最低限の体を成しています。新しく開業する場合や、本店のみでサービスを提供する場合は小規模なホームページがおすすめです。
中規模なホームページの場合
ページが20ページ前後にまで増え、ブログ機能や簡単な修正システムが搭載された中規模程度のホームページの制作費用の相場は最低でも100万円以上です。
問い合わせフォームに加え、予約システムやブログ機能でシステムが構築されています。県内外に店舗を出している有名店のホームページがこれに該当します。
ホームページ | 相場 | 特徴 |
小規模 | 50~100万円 | ・約10ページ ・問い合わせフォームのみ |
中規模 | 100万円~ |
・20 ページ程度 |
エステ・サロン向けホームページを制作後に実施したいマーケティング戦略
エステ・サロン向けのホームページには店舗のブランディングという役割がありますが、ブランディングしただけでは顧客の獲得は難しく、ホームページの制作はゴールではありません。
継続的に新規のユーザーに来店してもらい、ファンとして定着してもらうためには、継続してマーケティング戦略を展開する必要があります。
この項目では、一般的なWeb施策とともに、そのマーケティング戦略がエステ・サロン向けのホームページの形態に合致しているかどうかについても解説します。
SNSマーケティング
参照:https://www.instagram.com/ayualamgrace/?hl=ja
SNSマーケティングは、エステ・サロンと相性がいいマーケティング戦略のひとつに数えられます。情報が拡散されやすく、ユーザー目線での訴求がしやすいのでおすすめです。
また、SNSマーケティングは、多くのユーザーがSNSを使用する時間帯を狙ってキャンペーン情報の投稿ができるなど冗長性に優れ、融通が利くのが魅力です。
なお、多くの集客を見込める反面、ふとしたことをきっかけに炎上してしまうこともあるため、実施する場合は専門の会社に相談してから施策を打ちましょう。
リスティング広告
「リスティング広告」は、検索結果の一番上や下などに表示される広告を指します。
リスティング広告は「エリア+エステ・サロン」で広告を打つのが効果的です。上記で紹介したSNSマーケティングと一緒に行いましょう。
なお、多くのエステやサロンがSNSやリスティング広告でキャンペーンを打っていますが、特に夏前は駆け込み需要があるので、LPを作ってキャンペーンを打つのもおすすめです。
SEO対策
エステやサロンは「フェイシャル」「ボディメイク」「ブライダル」など多くのキーワードを拾いやすいため、SEO施策との相性が抜群です。
「リスティング広告」の項目でも紹介しましたが、特に「エリア+エステ・サロン」のSEO施策が効果的です。多くのユーザーにアクセスしてもらえるよう、効率の良いSEO施策をしましょう。
【厳選ピックアップ】エステ・サロン向けのホームページ制作で参考になるサイト3選
最後に、ZEROラボが特に「良い」と感じたエステ・サロンのホームページを3つ紹介します。ポイントについても解説しますので、ぜひホームページ作りの参考にしてみてください。
アビスタイル
参照:http://www.abi-style.com/shop/
「アビスタイル」は東京の代官山でサービスを提供しているエステサロンです。完全個室で女性専用であることが特徴で、人の目を気にせずケアを受けられるのが魅力です。
参照:http://www.abi-style.com/menu/
写真を使った見せ方など、上記で紹介した施策がバランスよく盛り込まれています。また、メニューの内容や解説を詳しく記載するなど新規ユーザーに不安を与えないような趣向が凝らされており、ホームページ作りの参考になります。
Jumelles
参照:https://jumelles.co.jp/index.html
「Jumelles」は、東京の恵比寿でサービスを提供しているボディケアサロンです。高級感を前面に出したデザインで、ユーザーに特別感をアピールしています。
参照:https://jumelles.co.jp/index.html
インスタグラムと連携しているなど、効率的な宣伝や集客を行っています。SNSを活用したマーケティング戦略を展開する際に参考にしたいホームページです。
ayualam GRACE
参照:https://www.ayualam.jp/
「ayualam GRACE」は東京の渋谷に店舗を構える隠れ家的サロンです。白を基調とした清潔感溢れるデザインで、新規のユーザーに安心感を与える作りになっています。
参照:https://www.ayualam.jp/beginners/
「日本エステティック機構認定サロン」であることなど、店舗の強みや特色をアピールして他店舗との差別化を図っています。自店のブランディングを行う際に参考にしたいホームページです。
ホームページを制作して自社の情報を的確にユーザーへ伝えよう
エステ・サロン向けホームページで最も重要なのがブランディングです。検索・予約サイトで完結せずホームページを見にきてくれるユーザーに対して強みや特色をアピールしましょう。
また、エステ・サロンのメインターゲットは女性です。特に意識したいのがメニューの内容や解説で、ユーザーの不安を解消しつつ、期待感を持ってもらえる作りにしましょう。
なお、ホームページの制作はゴールではありません。継続的に戦略を展開し、リピーターを増やすことが大事です。この記事を参考に、ぜひホームページを制作しましょう。
この記事のおさらいポイント
・どんな雰囲気なのかをユーザーに知ってもらうことも大事
・メインターゲットである女性に焦点を当てたホームページ作りが重要
・SNSマーケティングはエステ・サロン向けホームページと相性抜群
・エステ・サロン向けホームページの制作費用の相場は50~100万円
ホームページは、制作して終わりではなく、公開後の集客が必要になります。
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